和田清人 WADA Kiyoto
1982年生まれ。神奈川県横浜市出身。根岸の病院で生まれ、松竹大船撮影所の近くで育つ。都内の小学校に片道1時間半かけて電車通学するうちに読書が趣味になり、海外ミステリーを読みまくる。やがて映画館にも足を運ぶようになり、相鉄ムービルでスティーヴン・スピルバーグの『ジュラシック・パーク』やクリント・イーストウッドの『パーフェクト・ワールド』を見る。中学・高校では部活のサッカーに打ち込む。怪我で部活を休んでいた時期に、TSUTAYAで借りたヴィム・ヴェンダースやレオス・カラックスのVHSがきっかけでハリウッド以外の映画に興味を持ち、都内のミニシアターに通うようになる。テアトル新宿で青山真治の『EUREKA』を見て衝撃を受ける。 高校卒業後は映画について学ぶべく、早稲田大学第一文学部演劇映像専修へ。並行して映画美学校フィクション・コースに通う。その後、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻に1期生として入学し、脚本家・田中陽造氏に師事。東京国立近代美術館フィルムセンター勤務などを経て、2009年に脚本家としてデビュー。